無題

さよならじゃなくて
ありがとうを云おう

君の作ってくれたチキンライス。僕の大嫌いなコーンが入ってたけどそんなのどうでもよくってさ。全部食べた。おいしかった。
君の寝顔。すぐ近くに男がいるのに安心しきって寝てた君の寝顔。可愛かった。
バスの中でイヤホンをはんぶんこしながら君の好きなミスチルを聴いたこと。
そのとき僕がいつの間にか寝てしまって君の二の腕により掛かってしまったこと。気づいたけど僕は寝たふりをしてしまったこと。君の二の腕が柔らかかったこと。
君とデートしたこと。
君を好きになったこと。
君のために変われたこと。
全部忘れない。
だからありがとうを云おう。